制作者に会わなくても、Webサイト制作は依頼できる
結論から申し上げると、制作者に合わなくてもWebサイト制作を依頼することは可能です。
サイト制作の打ち合わせは、主に以下の目的があると思います。
- 主にページ構成を決定すること
- サイトの機能を決定すること
- 依頼者のサイトイメージを制作サイドと共有する
この3つが問題なくできれば、対面打ち合わせ、非対面打ち合わせのどちらでも依頼は可能かと思います。
昨今、コロナの感染拡大防止のために、様々な業界で非対面打ち合わせが行われています。サイト制作の打ち合わせも例外ではなく、非対面打ち合わせは増加していく可能性があるようです。
非対面打ち合わせの方法
- オンライン打ち合わせ
- 電話打ち合わせ
- メール打ち合わせ
対面しない打ち合わせのケースとして、上記3つに共通して言えるメリットは、場所を問わずに打ち合わせをすることができるということでしょう。
打ち合わせ場所へ行くための移動にかかる時間と交通費も、削減することができます。
非対面打ち合わせは、対面打ち合わせと比べると時間効率の観点と、経済効率の観点から非常に合理的な打ち合わせのスタイルと言えるでしょう。
非対面打ち合わせに共通して言えるデメリットのひとつは、飛び込み営業ができないことでしょうか。
飛び込み営業は、アポイントを取ることなく営業に行くので、本格的な打ち合わせはできないにしても、取引したい企業とは一方的な都合で接点を作ることができると思います(その方法の是非は、ここでは問いませんが)。
しかし、非対面の打ち合わせは、双方に打ち合わせの意思がないことには接点を作ることができません。
まだ信用や取引実績のない企業との、一歩目のハードルが高くなってしまうということがあるかもしれません。
オンライン打ち合わせのメリット・デメリット
オンライン打ち合わせのメリット
Zoomなどのコミュニケーションアプリ等によるオンライン打合せのメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- 動画での会話なので、対面打ち合わせと一番感覚が近い
- 画面共有機能を利用して、サイトイメージを伝えやすい
オンライン打ち合わせでは、ZoomやMeet、Teamsなどのビデオコミュニケーションアプリが使われることが多いようです。
顔を見ながら会話することができるので、対面打ち合わせに近い感覚で打ち合わせを進めることができるでしょう。
多くのビデオコミュニケーションアプリでは画面共有機能があるため、サイトのイメージ画像などをあらかじめ準備しておけば、そのイメージ画像を画面共有することでサイトイメージを伝えることができるでしょう。
オンライン打ち合わせのデメリット
オンライン打ち合わせのデメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- 高品質な打ち合わせ環境を作るには、環境構築がやや面倒
- インターネットの回線状況によっては、ストレスが溜まる
- 複数の人の会話をしたくても、一度に会話できるのは一組だけのことが多くなる(大勢でいっぺんに話しても、正確に認識しづらい)
「高品質な打ち合わせ」とは、映像が鮮明であったり音声がクリアでノイズが入らないようにする、などのことです。
このような環境を構築するには、性能の良いWebカメラや、内蔵しているカメラの性能が高いPCを購入する必要があります。
音声に関しては、単一指向性のマイクであればノイズが入りにくいです。クリアな音質とマイクの価格は比例するので、予算と相談する必要があります。
また、大きなデータ容量で通信することになるので、インターネット回線の状況によっては、映像の乱れや音声の遅延が発生するのでストレスが溜まることがあるかもしれません。
電話打ち合わせのメリット・デメリット
電話打ち合わせのメリット
電話打ち合わせのメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- 準備するものが特にない
- 移動中でも対応できる
基本的に、ビデオコミュニケーションサービスを使ったオンライン打ち合わせは、インターネット環境が整っているところにいなければなりません。
しかし、電話打ち合わせであれば、携帯電話ひとつあれば、いつでもどこでも打ち合わせをすることができます。
電話打ち合わせのデメリット
電話打ち合わせのデメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- サイトイメージの共有ができない
- 表情が見えないため、意志の疎通が難しい
オンライン打ち合わせでは可能な画面共有機能を使えないので、サイトイメージを言葉だけで伝える必要があります。イメージを言葉だけで伝えることで、認識の違いが生まれてしまう可能性があります。
また、電話では表情が見えないため、相手がどのような心境で依頼者の要望を受け止めているのか推し量ることが難しい場合があるでしょう。
メール打ち合わせのメリット・デメリット
メール打ち合わせのメリット
メール打ち合わせのメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- 打ち合わせ内容のエビデンスが残る
- ファイルのやりとりができる
- 時間に縛られない
メールでの打ち合わせは、前述の2つの非対面打ち合わせとは違い、同時接続する必要がないため、いつメールを見ても返信してもよいことになり、時間的な束縛から解放されます。
さらに、メールで残ったやりとりを見返すことができます。サイトイメージの画像ファイルを送付(添付)した場合、その画像ファイルをそのまま利用することもできます。
メール打ち合わせのデメリット
メール打ち合わせのデメリットは、例えば以下のようなことでしょうか。
- 文字にできないニュアンスが、伝えづらい
- 時間に縛られない反面、レスポンスが遅くなることがある
メールでは、主に文字で表現するため、細かいニュアンスを伝えることができない場合があります。
また、前述のメール打ち合わせメリットの裏返しですが、同時接続ではないので、時間に縛られない反面、すぐに見てもらったり返事をもらうことを期待することができません。受信者のペース次第になってしまいます。
まとめ
- 制作者に会わなくても、Webサイト作成を依頼することは可能。
- 非対面打ち合わせには、「オンライン」「電話」「メール」の3種類がよく使われる。
- 上記3種類を上手く組み合わせることで、効率的にサイト作成を進めることができる。
制作者に会わなくても、Webサイト作成を依頼することは可能です。
(日本語ベースの場合には)日本語でコミュニケーションが取れる限り、海外の発注先であろうとサイト作成を依頼することができます。
また、非対面の打ち合わせのメインをオンライン(Zoomなどのコミュニケーションツール等)で行い、電話やメールで逐一状況の確認や共有を行うことなどを補助として活用すると、より効率的にサイト作成を進めることができると思います。